ショルダー・シュラッグ 肩の筋肉 鍛え方
ショルダー・シュラッグで最も使用される筋肉には、肩甲骨を上げる作用がありその際、肩甲骨を回転させずに上に引っ張ります。
これらの筋肉は、肩甲骨を引き上げるばかりでなく肩甲拳筋と僧帽筋上部線維は、上方に回転させる働きをもち、一方菱形筋は肩甲骨を下方に回転させる働きをもっています。
しかし、すべての筋肉は同時に動くため、反対方向の回転効果を打ち消します。
ショルダー・シュラッグの動作は両肩を上げたり、最大限に手を伸ばすことが求められる全てのスポーツで必要です。
例えば、アメリカン・フットボールのブロッキングとタックリング、ウエイトリフティングとパワーリフティングの試技、野球やアメリカンフットボールで捕球するためにできるだけ高く手足を伸ばす姿勢、バレーボールのスパイクや、テニスのオーバーヘッドショットやサーブのように最も高い位置でボールを打つ動作、機械体操などが挙げられます。
ショルダー・シュラッグの運動方法は?
両足を肩幅の広さに開いて、直立姿勢をとります。
両腕は側方に力を抜いておろす。プロネイテッド・グリップで、両方の親指が骨盤にほとんど触れるようにして両手でバーベルを持ちます。
両腕を伸ばして、両肩を上げることによって引き上げます。このとき両腕で引いてはいけません。
首が隠れるようになるまで出来るだけ高く両肩を上げます。(斜め下に)できるだけ両肩を下げてこれを繰り返します。
両肩を上げる時に息を吸い、両肩を下げる時に息を吐く。
前方まっすぐか少し下を見つめるようにします。